親友(詩)

親友へ

 

あなたが死んでもどうか私に知らせないで

どんな顔をすればいいか考えると疲れる

正直泣かないと思う

そんなに悲しいと思わないかもな

ただどんな風に振舞えばいいかを考えるとすごく疲れるのがわかる

仕事に手がつかないかも

そんな時があってもいいなんて言わないで

この世の者でもないくせに言わないでね

責任とれないよね

今までしてきた努力に傷がつくんだって

私が必死に作った信用をあまり安く見積もらないでもらっていい?

誰が得するでもないんだから

そっと遠くへ行ってね

音もたてず

野良猫みたいに