2021/11/14 雑記(漫画原作映画の愚痴)

マリグナントとばるぼらを見た

マリグナントは上質なB級ホラーでかなり良かった ばるぼらはよくない

漫画原作映画は基本的に面白くならない
漫画の持つ記号的に説明する性質をそのまま脚本化、映像化する製作者が多いから
コンテのようなものを手に入れて製作は楽になるようにみえる
しかし実際はそれに従う事しかできなくなるため誰でも思いつける画しか作れない
漫画には描いたものしか映らないが映像は逆、不要な要素が多く映り込む
多くの作品は俳優そのままの味付けが強すぎる
そういった性質に振り回される全てがダサくみえる
毎回それについて考えることしかできない

ばるぼら、という音は人間が発すると機械音のようだと感じた一瞬がピークだった

 

このように作品によくケチをつける

なんなら映画の感想を書いているとケチをつける時のが饒舌になる

自分の感じた悦びより不快感を言語化する方が明らかに楽しいのは解消されるからだろうな

自己満足であり他人に肯定されるようなものではない

作った人を傷つけ再起不能にするかもしれない

大袈裟だが発言にそういう責任感を持てって教育されている気がする

そして自分が作ってから言えという野次

楽なもんはパッと作られてそれが世界に溢れる

大学にいた時、強制された課題によってクソみたいな物体で空間が埋まるのを見ててイラついた

その過程が必要だったかもしれないけど

嫌いなものが世界に溢れていくとき、どうしたらいいんだろう

バランスが変わっていくことはよくある

老人が溢れる国

餓鬼が増えた喧しい街

害虫が蠢く家

外来種が増えた池

結局何かがバランスを変える

最近散財しているかもな

海にいきたいなあー